オンラインとオフラインの違い
オンラインビジネスで失敗する人には理由があったのです。
デジタルマーケテイングの専門家
杉山 永里子です。
オンラインビジネスをしてもうまくいかない、なぜオンラインビジネスで失敗するのかわからない、オンラインビジネスで失敗しないために何をすればいいのか知りたい、オンラインビジネスで失敗する人の特徴を知って、自分があてはまっていないか確認しましょう。
この記事を読むことで、オンラインビジネスで失敗する人がなぜ成功できないかが明らかになり、ビジネスを成功させるためにどう考えればいいかを知ることができます。
ところで、3つの特徴をお伝えする前に、前提として知って頂きたいことがあります。それは、オンラインビジネスはオフラインビジネスと比べて、興味と関心を持ってもらうことに力を入れなければならない、ということです。
以前の私は、オフラインでのセミナーを全国各地で行っていましたので、オンラインに切り替えても、うまくいくだろうと思っていました。しかし、対面でのセミナーとは違い相手の表情や感情を察知することがオンラインではとても難しいと実感し最初は苦労の連続でした。
オフラインでのビジネスは近場の見込み客がターゲットとなるため、利用しやすい場所にあるという大きなメリットが前提にあります。また、対面での会話は途中で止められにくく、伝えたいことをすべて聞いてもらえる環境が作りやすいです。
一方、オンラインでのビジネスは全国の人をターゲットにできますが、逆に見込み客も全国の販売者から商品を買うことができます。見込み客にあなたの商品を買ってもらうには、全国にいる販売者のなかからあなたを選んで貰う必要があるんです。
しかも、オンラインでは関心のないことに時間をかける人は少なく、やりとりが面倒になったら途中で離脱されてしまいます。
つまり、オンラインビジネスで成功するには、数多く存在する類似商品のなかからあなたの商品を知ってもらい、そのうえで、あなたの商品を買いたいと思ってもらう必要があります。
ライバルとなる販売者がはるかに多いぶん、オフラインビジネス以上にこの興味づけへ力を入れるべきなんですね。ここまでお話ししたとおり、商品の興味づけはビジネスの成功するために必要なことです。
しかし、ビジネスに失敗する人は次の3つの特徴があるため、興味づけに失敗していることが多いんです。
今回は、オンラインビジネスで失敗す人の3つの特徴についてお伝えします。
見込み客へ価値提供できていない
1つ目の特徴として、見込み客に向けて価値提供ができていないことが挙げられます。
あなたの商品に興味を持ってもらうには、その商品が見込み客に対してどんな影響を与えるかを伝える必要があります。
商品の特徴や機能について説明し続けても、返ってくる言葉は「ふーん、それで?」でしょう。
見込み客は、興味のない商品に対してすごいとは思っても、自分が使ったらどうなるかまでは、なかなか考えません。なので、商品を使えばどうなるか、使う価値があるかどうかを、しっかり見込み客に伝えてみてください。
たとえば、マッサージチェアの販売シーンを想像してみてください。
「10段階を超えるリクライニング機能!」や「マッサージの強さを5段階で調整可能!」と訴えかけられても、もともとマッサージチェアに関心がなければ「使ってみたい」とは思わないのではないでしょうか?
ここから一歩踏み込んで、「リクライニング機能を使えば、寝るような楽な体勢で一日の疲れを癒やします」や「体調や疲れ具合にあわせてマッサージの強さを切り替えられるので、毎日気持ちいいマッサージを体感できます」のように、見込み客に与える具体的な効果が伝われば、「買いたい、使いたい」という気持ちが引き出されます。
価値が伝わらなければ、価値を提供できていないのと同じです。見込み客への伝え方を考え、価値を提供していきましょう。
商品を出し惜しみしている
2つ目の特徴として、提供する商品内容を出し惜しむことが挙げられます。
1つ目の特徴は商品の見せ方の問題でしたが、この特徴は商品自体の問題になります。私は、有料級の内容を提供することに最初は抵抗がありました。
なぜなら、有料級のコンテンツや情報を提供したら、実際に販売するコンテンツがなくなってうし、そもそも見込み客がそのコンテンツに満足して次の商品を購入してくれないのではと思っていたからです。
オンラインビジネスはライバルがとにかく多いので、他の商品との差別化を考える必要があります。
商品を差別化させようと考えたとき、簡単に実行できる方法が、商品のボリュームを増やす方法もありますが、価値ある商品・内容を出し惜しみせずに提供していきましょう。
ボリュームを増やしたり、価値ある商品や内容を提供するのだから商品の価格もあげたいところですが、できれば最初の接点の段階では利益をあまり考えないほうが後々いい結果につながりやすいかもしれません。
なぜかというと、ボリュームが大きく価値ある商品を低価格で提供すれば、購入した人があなたに感謝して、今後も商品を買い続けるファンになる可能性が高くなるからです。
たとえば、同じ値段で商品を1個売る人と5個売る人がいれば、5個売る人から買いたくなります。
そして、今後も大ボリュームでや価値ある内容を期待して、今後の商品もチェックするようになるでしょう。出し惜しみしなければ、こうしたリターンも返ってきやすくなるので、どんどんボリュームや価値ある商品を増やしてみてください。
ちなみに、あなたが扱う商品が情報商品であれば、出し惜しみする必要はほぼありません。苦労して手に入れた情報を出し惜しみしたい気持ちはよくわかりますが、情報は時間がたつほど価値がなくなってしまいます。
その情報があなた以外から広く伝わってしまい、価値がなくなることさえあるでしょう。価値がなくなる前に、あなたの商品の一部に組み込んでいきましょう。
無料で成功したいと考えるメンタル
3つ目の特徴として、無料で成功したいと考えていることが挙げられます。
お金をなるべく使わないようにするのは正しい考え方ですが、まったくお金を使いたくないという考えは成功できない原因となります。
なぜなら、お金をまったくかけないというのは、ビジネスをビジネスとして見れていないのと同じだからです。
ビジネスとして見れていないから、お金を稼げなくて当然だという考えが無意識に生まれ、成功する前にあっけなく諦めてしまします。
簡単に諦めないようにするためにも、成功するには投資が必要だと割り切って、必要だと思うところにお金をかけるようにしましょう。
お金を使わないと失敗するという理由は、心構えの話だけではありません。無料でビジネスをしていたら、成功までに時間がかかりすぎるからです。
成功するまでに数ヶ月、数年とかかるようでは、途中で諦めてしまっても仕方ないと思います。
途中で諦めてしまわないようにするには、成功までになるべく時間をかけないようにする必要があります。では、成功までの時間を短くするにはどうすればいいでしょうか。
そう、お金をかければいいんです。たとえば、広告を出せば見込み客を爆発的に増やすことができますし、デザインや文章を専門家に任せれば商品の魅力を伝えやすくなります。
その結果、見込み客があなたの商品に興味を持ちやすくなります。こうして必要なところにお金をかけることで、数ヶ月かかる売上を数週間で得ることも可能です。
私はデジタルマーケティングの専門家なので、PC、カメラ、マイクなどの機材にはお金をかけるようにしています。それは、映像やオンラインコース作成のクオリティーを重視しているからです。お金がない時は少額でしたが、広告も出して見込み客を集客していました。
広告をかけずに集客していた時は、集客に時間を奪われ商品の価値提供もできず悪循環の生活でした。
お金を失うことは怖いと思うかもしれませんが成功したければ、お金を失うことを恐れず、少額でも先にお金をかける投資思考で、ビジネスに望んでみましょう。
まとめ
オンラインビジネスで失敗する人が持つ特徴は、
- 見込み客へ価値提供ができていない
- 商品を出し惜しみしている
- 無料で成功したいと考えている
この3つです。
これらの特徴を持っていては、オンラインビジネスで成功するために力を使うべき「商品への興味づけ」が不十分になりやすいとお伝えしました。
1つでも特徴を持っていると自覚したなら、自分の行動を変えることを意識してみてはいかがでしょうか。