オンライン講座内容を企画する方法

どのジャンルで講座を販売するのかを考える

オンライン講座のメリット

オンライン講座を作成するのに、講座内容をどのように決めればいいのか分からないという方は多いのではないでしょうか?

 

デジタルマーケティングの専門家

杉山 永里子です

 

オンライン講座を作成するには、まずは講座内容を企画するところから始めていくことが大切です。いきなり台本を書き始めたり、撮影を始めたりすると、途中で話す内容が横道に逸れてしまい、伝えようとしていた内容からズレてしまいます。

 

そうならないために、講座の企画やコンセプトを最初に決定し、講座完成までの道を指し示すコンパスとして定義する必要があります。

 

今回は、「オンライン講座内容を企画する方法」についてご紹介します。

 

どの分野で講座を販売するのか自己分析する

自己分析

オンライン講座の内容を企画するには、どの分野で講座を販売するか自己分析をする必要があります。あなたが講座で教えられるジャンルがどういったものか、自分に問いかけながら探してみてください。

具体的には、次の3つに当てはまるジャンルを挙げていきます。

 

  1. あなたの好きなもの
  2. あなたの得意なもの
  3. 人の役に立つもの

 

それぞれにどれくらい当てはまるか5段階で評価し、数字の合計が高かったものがあなたに合ったジャンルとなります。10個、20個とジャンルの候補を出し、評価を比較すると良いでしょう。

 

より厳密にオンライン講座内容を企画するには

より厳密にジャンルを選びたい場合は、次の項目にも当てはまるか確認してみてください。

 

  1. 他の人に「それはあなたの強みだ」と言われたことがあるもの
  2. それに関連した悩みを抱えている人が多いもの
  3. すぐに結果を得られる解決方法があるもの

 

ジャンルが決まったら、講座で学べる知識や身につくスキル、解決できる問題とその方法といった内容を具体的に考え、講座のコンセプトを決定しましょう。

 

私自身も最初にオンライン講座を作成した際には、自己分析をし自分の心の中を整理してからジャンルを決定し講座のコンセプトを決定していきました。そこで、人の役に立つものから、悩みを抱えている人が多いものにジャンルを絞り、私自身が悩んでいて解決した自己紹介にジャンルを決め、コンセプトはビジネスにかせるスキルに決定して初めてのオンライン講座を作成していきました。

 

自己紹介のオンライン講座は、今でも売れ続けていますし、今では8個のオンライン講座を販売して自由な時間を手に入れました。

 

決定したコンセプトは、今後講座の内容を決める際の判断基準となります。判断に困らないように、より具体的なコンセプトを考えてください。

 

あなたのオンライン講座によって得られるゴールを明確化する

ゴール

講座を企画する際は、受講者のスタートとゴールを明確にしましょう。言い換えると、「どんな受講者に向けた講座なのか」「講座を受けることで何を得られるか」、この2点を受講者へ伝えられるように決めておくということになります。

 

講座のスタート地点を伝えることで、受講対象に自分が当てはまっていると認識してもらえます。そして、講座のゴール地点を伝えることで、自分が求めている結果を得られる講座であると理解してもらえます。スタートとゴールをあらかじめ伝えられなければ、講座のなかで受講者との認識のズレが生じてしまい、悪評やクレームを受けかねません。

 

講座のスタート地点を決める際は、なるべくターゲット範囲を絞りましょう。範囲が広いと、条件に当てはまったとしてもターゲットの心には響きにくく、講座の受講までなかなか至りません。

 

たとえば、「英語を勉強したい人」をターゲット範囲に設定しても、英語を勉強できる講座は他にもたくさんあるので響きにくいでしょう。「今まで英語を勉強したことはないけど、海外旅行に行くため英会話がスラスラとできるようになりたい人」と条件を絞れば、条件に合う人の心に響き、受講してもらいやすくなります。

 

講座のゴール地点には、講座を受けて得られるものだけでなく、得ることで実現する未来の姿についても考える必要があります。英会話の例で言うと、「講座を受ければ英会話が習得できる」だけでは不十分です。

 

「ホテルや空港でのやり取りに困らない」「海外で不自由なく買い物ができるようになる」など、得られるスキルで実現することをイメージできるようにゴールを伝えましょう。そうすれば、理想の姿がぴったり合う人があなたの講座に魅力を感じてくれます。

 

オンライン講座を企画するには同じジャンルの講座をリサーチする

リサーチ

講座の企画を考える際には、すでに他の人から販売されている同じジャンルの講座をリサーチしてください。売れる講座を作るために、リサーチは必ず行うべき作業です。

 

その理由は2点あります。1点目は世間とあなたの認識が合っているか確認する必要があるから、2点目はあなたの講座に取り入れる内容の参考になるからです。

 

講座の内容が役に立つ内容だとあなたが考えていても、世間ではよく知られていて学ぶほどではない、ということはあり得ます。講座を公開する前に需要があるかどうか判断するために、リサーチが必要です。また、他の講座が何を教えているのかチェックし、売れている講座のなかに参考になる内容があれば、あなたの講座へ取り入れることもできます。そのまま真似しないように、オリジナリティを加えるのがポイントです。

 

講座のリサーチの仕方についてですが、Udemyというサイトで講座を探すのがオススメです。幅広いジャンルでオンライン講座が提供されているので、あなたが作ろうとしている講座に近いものが見つかりやすいでしょう。

 

なお、より売れやすい講座を作りたいのであれば、リサーチする講座の数は多いほど好ましいです。2,3個程度の講座をリサーチしても、それらの講座との比較しかできず、世間との認識の比較までできません。

 

なるべく多くの講座をリサーチし、世間が求めているものをできるだけ正確に見極めてみましょう。

オンライン講座で受講者に解いてもらう課題を決定する

考察する

講座のコンセプトとスタート、ゴールが決まりましたが、細かい内容を考える前に課題を設定してください。課題は、受講者の理解度を確認するためのチェックポイントです。ゴールへ一直線に向かえるように、受講者が理解しているかどうかを段階的に確認できる課題を考えましょう。

 

課題の作成は、受講者が学んだ知識を定着させるためにも必要です。読むだけのインプット行動より、学んだことを表に出すアウトプット行動のほうが、頭に定着しやすくなります。

 

学習の一環として、課題に取り組んでもらうようにするべきでしょう。また、受講者は課題に答えられれば、達成感を感じることができます。達成感は受講者の意識を前向きにし、講座に参加しようとする意識を高めます。なお、る課題はなるべく採点や添削の手間がかからないようにしましょう。課題の採点や添削に手間がかかる状態では、講座を販売してから手を離れるまでに時間がかかってしまいます。

 

知識を確認する課題はなるべくシンプルに答えられるようにし、長文で答える課題は細かいチェックが必要ないよう、明確な答えがないものを設定すると良いでしょう。また、添削の基準をあらかじめ決めておくと、課題の回答をスムーズに評価できます。

 

まとめ

オンライン講座を作成していくにはまず最初に講座内容の企画をすることから始まります。講座内容の企画やコンセプトが定まっていないと、いざオンライン講座を作成し始めても本当に伝えたいことから逸脱してしまう可能性があります。

 

そのようなことにならないようにするためにも、どの分野で講座を販売するのか?教えられる分野はどういったものか?を決める必要があります。

 

そのためには自己分析をしあなたの心の棚卸しからスタートし自分自身に問いかけながらオンライン講座のジャンル・コンセプトを決定していきましょう

 

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